瓦屋根について
瓦屋根は、瓦を屋根材として使用している屋根のことです。瓦の原料は主に粘土を焼いて成型したものですが、粘土以外の原料を使った瓦もあります。
粘土を使った瓦にも、大きく分けて和瓦と洋瓦があります。
和瓦は、昔ながらの日本家屋で使われている瓦です。波を打ったような形をしており、釉薬(ゆうやく)を使った釉薬瓦(陶器瓦)や、釉薬を使わない無釉瓦(むゆうがわら)があります。
洋瓦は、元々海外の住宅で使われていた瓦で、無釉薬の素焼瓦です。日本でも洋風住宅などで使用されています。
金属屋根について
金属屋根とは、薄く平たく形成された板金を加工し使用した屋根材です。
一昔前だと『トタン屋根』という、亜鉛をメッキした素材を使用した屋根材が金属屋根の主流でした。近年では『ガルバリウム屋根』という、アルミニウム・亜鉛の合金でメッキした素材を使用した屋根材を用いることが多くなりました。
理由としては、『ガルバリウム屋根』は非常に軽量で熱反射性に優れ、塗装面でも多彩なカラーリングが可能というメリットがあります。また、耐用年数が約25~35年(※注)と長くお使いいただけるのも魅力の一つです。
(※注 きちんとメンテナンスを行っていた場合の耐用年数になります。)
アスファルトシングル屋根について
アスファルトシングル屋根とは文字通り、原料にアスファルトを使用した屋根材になります。
ガラス繊維基材にアスファルトを浸透させ、表面に石粒を吹き付けコーティングしたシート状の屋根材です。石粒は、ほとんどの商品で天然石が使用されています。
アスファルトシングル屋根は割れにくく、防水性・耐候性・耐久性に優れています。曲面にも張れるほど柔らかいシートなので、複雑な形状の屋根にも施工がしやすく、また、大変軽量な屋根材のため、耐震面にも安心感のある屋根材になります。
カラーのバリエーションもあり、洋風づくりの家だけでなく、和風づくりの家にも馴染ませやすいというところがおすすめのポイントです。